医療にはお金がかかります。
健康保険に申請すれば、返金を受けられます。
申請しなければ給付はありませんので、手続きをお忘れなく。
2年あるので、余裕から後回しにしがちですが、失念しないようお気をつけて。
1 高額療養費
単月(1日~末日)に自己負担の限度額を超える医療費を支払っていた場合の返金です。
限度額は、被相続人の年齢や所得に応じて設定されています。
注意点として、入院時の個室料(いわゆる「差額ベッド代」)や食費等、保険適用外の支払は含まれません。
2 申請期限
診療月の翌月1日から2年以内です。
被相続人が存命中は当然ながら、相続開始の日後でも申請できます。
3 まとめ
相続人が申請します。
4 相続税
高額療養費は、本来、被相続人が給付を受けるべきものです。
医療費を生前に支払っていれば、相続開始の日後の給付になると、被相続人の財産が目減りしたままとも考えられます。
未払医療費であっても、債務が過大と考えられます。
このことから、高額療養費は、被相続人の相続財産に含めます。
申請期限は2年ありますが、相続税の申告期限までに申請するようにしましょう!
5 所得税
その医療費が、相続人の確定申告で医療費控除になるにせよ、被相続人の準確定申告で医療費控除になるにせよ。
高額療養費は、医療費から差し引きます。
申請期限は2年ありますが、所得税の(準)確定申告期限までに申請するようにしましょう!
高額療養費の申請は、失念しがちです。
お忘れなく!
金田会計事務所は、新宿、新宿三丁目、新宿御苑前で相続が得意な会計事務所です。