喪に服していた期間を終えるために、四十九日法要を行います。
日常生活に戻ることにもなりますので、相続と相続税申告の準備を少しずつ進めていきましょう。
1 法要の準備
法要までに、前もって準備が必要なものがいくつもあります。
直前に慌てても、どうにもなりません。注意しましょう。
(1)位牌や仏壇
(2)お墓の購入、墓誌への彫刻
(3)お斎(法要後の会食)の手配
(4)僧侶の依頼、納骨の手配 等
簡単に列挙しましたが、宗派等によって必要なものが異なることが考えられます。
法要の詳細については事前に菩提寺等にご確認していただくことも必要です。
2 葬式費用の整理
0ヵ月の葬儀等から始まり、1ヵ月が経って四十九日法要を終えたところで、ようやく一区切りになります。
この一連にかかる費用のことを、税務的にまとめて葬式費用と言います。
葬式費用は、相続税の申告計算上、預貯金や不動産等の相続財産から控除(マイナス)することができます。
これは、葬式費用が相続に際して社会通念上必要不可欠な費用であることから認められている制度です。
もちろん無制限に認められるものではありません。
負担者が相続人であることが大前提になりますが、費用の内容も検討しなくてはなりません。
費用すべてが控除できるものではなく、控除できない費用があるのです。
※ 控除できるものと控除できないものの区分は葬式費用の頁をご参照ください。
内容の検討は、領収書等を整理していなければできませんよね。
医療費の精算とあわせて、葬式費用の整理も進めていきましょう。
金田会計事務所は、新宿、新宿三丁目、新宿御苑前で相続が得意な会計事務所です。